秒を刻むチェクスロックの音も、まるで聞こえていないような落ち着きだ。将棋界の早指し団体戦「第5回ABEMAトーナメント」の予選Bリーグ第2試合、チーム糸谷とチーム菅井の対戦が5月14日に放送された。今年が大会初出場となった佐藤和俊七段(43)は、チームとして初戦となる第1局を任されると、好調のチーム糸谷・西田拓也五段(30)と対戦。相振り飛車の熱戦になったが、残り時間がわずかになってもまるで表情を変えず、淡々と指し続けたことにファンから「落ち着きがすげーな」「安定感凄い」と次々に驚きの声が寄せられた。