「激辛流」も笑顔は激甘 丸山忠久九段、仲間におやつを配る「栄養、大事なんで」ファンもほっこり/将棋・ABEMAトーナメント
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 手堅い指し手が「激辛流」でも、その優しい笑顔は「激甘」だ。将棋界の早指し団体戦「第5回ABEMAトーナメント」の予選Cリーグ第1試合、チーム豊島とチーム広瀬の対戦が5月28日に放送された。昨年はチーム広瀬のメンバーとして出場した丸山忠久九段(51)だが、今年は豊島将之九段(32)から指名を受けてチーム入り。初戦が“古巣”との対戦になった。将棋の結果は0勝2敗と振るわなかったが豊島九段、深浦康市九段(50)とのチームワークは抜群で、控室でのほんわかな雰囲気を作り上げたという意味では、丸山九段がMVP級の働きだった。その雰囲気のもとになったのが優しい笑顔と、忍ばせていたおやつだ。

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 丸山九段は名人2期を含むタイトル3期の実力者。居飛車党で角換わりを好み、特に後手番では一手損角換わりに強いこだわりを持つスペシャリストだ。優勢になっても勝ちを急ぐことなく、相手の攻め手をつぶす指し回しが「激辛流」と言われてきた。大会では恒例となっている応援うちわも、この激辛流をモチーフにしたもので作られており、深浦九段から「激辛レベルは?」と聞かれると「5になっています。でも最近、辛さレベルがないんです。へへへ」と笑っていた。

 指し手の辛さ以上に、ニコニコした笑顔で周囲を和ませる丸山九段が本領を発揮したのは、その後だ。対局の際には、食事休憩で2人前をぺろりと平らげる大食漢でもあるだけに、控室でも弁当、さらにはパンをぱくり。続いて試合も終盤、第5局を迎えたところではCMにも出演したことがあるカロリーメイトを仲間に配り、真っ先に自分から食べ始めた。これには豊島九段も「私もいただきます。丸山先生にカロリーメイトをいただける日が来るとは思いませんでした」とにっこり。すぐさま丸山九段も「栄養、大事なんで」とほほえみ返していた。

 厳しい勝負の世界で結果を残し続けている丸山九段だが、盤を離れたところで見せる優しい笑顔とやり取りにファンからも「かわいいやり取り」「ニコニコまるちゃん最高です!」といった反響が相次いでいた。

◆第5回ABEMAトーナメント 第1、2回は個人戦、第3回からは3人1組の団体戦として開催。ドラフト会議で14人のリーダー棋士が2人ずつ指名。残り1チームは、指名を漏れた棋士がトーナメントを実施、上位3人がチームとなり全15チームで戦う。対局は持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算のフィッシャールールで行われる。チームの対戦は予選リーグ、本戦トーナメント通じて5本先取の9本勝負。予選は3チームずつ5リーグに分かれて実施。上位2チーム、計10チームが本戦トーナメントに進む。優勝賞金は1000万円。
(ABEMA/将棋チャンネルより)

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