将棋の藤井聡太棋聖(竜王、王位、叡王、王将、19)に永瀬拓矢王座(29)が挑戦するヒューリック杯棋聖戦五番勝負第1局は、午後4時47分から千日手指し直し局が始まった。千日手局は同午後4時18分、66手で成立。指し直し局は先後を入れ替え、永瀬王座の先手番となる。
まさかか、やはりか。研究仲間同士、タイトルホルダー同士の注目の開幕局は66手で千日手となった。夕刻を迎えてなお、互いの駒がぶつかることなく均衡が保たれていた。昼食明けにも千日手筋が出現したが、永瀬王座が回避。藤井棋聖は先手番でありながら千日手を受け入れる姿勢で、中盤に再びその可能性を示した。2度目は永瀬王座も承諾したようにノータイムで飛車を引いて応手。同一局面4回で午後4時18分に千日手が成立した。
指し直し局は先後を入れ替えて、永瀬王座が先手番に。藤井棋聖の残り時間が1時間を切っていたためそれぞれ11分ずつ加算し、藤井棋聖1時間、永瀬王座が1時間41分の状態から開始となった。ABEMAではこの対局を終了まで生放送する。
(ABEMA/将棋チャンネルより)