大谷翔平、7回1失点で今季4勝目 チームの15連敗を阻止! 12号逆転2ランを含むマルチ安打で投打に躍動 自身およそ1カ月ぶりの白星
【映像】大谷特大の12号逆転2ラン

【MLB】エンゼルス5-2レッドソックス(6月9日・日本時間10日/アナハイム)

 エンゼルスの大谷翔平投手が「2番・投手」で先発出場。今季10度目となる投打二刀流での出場、さらに今季4勝目を目指す先発マウンドで7回100球を投げ、4安打6奪三振1失点。さらに打者としても12号の逆転2ランを含むマルチ安打で投打にわたって躍動。チームの連敗を「14」で止め、自身としても先月5日(同6日)のレッドソックス戦以来、およそ1カ月ぶりとなる今季4勝目(4敗)を挙げた。

【映像】大谷特大の12号逆転2ラン

 先月25日(日本時間)の対レンジャーズ戦の勝ちを最後にチームワーストを更新する14連敗を喫し、さらに7日(同8日)の試合前にはマドン監督の解任劇で激震が走ったチームの連敗ストップに向け、今季10度目の投打二刀流マウンドに臨んだ大谷。前回登板2日(同3日)、ヤンキースとのダブルヘッダー第1試合目では、4回途中で3被弾を含む8安打4失点で無念の4敗目を喫していた。

 この日は初回から安定した投球を見せ、1番・アローヨを左フライ、2番・ディバースを空振り三振、3番・マルティネスを三ゴロと三者凡退に抑えた大谷。続く2回の先頭4番・バドゥーゴにセンターへのツーベースを許した大谷だが、後続を抑えて無失点に切り抜けた。その裏、エンゼルスは1死満塁のチャンスを迎えるも、無失点。すると3回表、レッドソックスは先頭の8番・ダルベックがレフト前ヒットで出塁。その後、三塁までランナーを進めた大谷だが、強打者・ディバースを101マイル(約162.5キロ)の真っすぐで空振り三振に打ち取ってガッツポーズを決めた。

 嫌な流れを断ち切った大谷は4回も三者凡退で切り抜けたが、5回に先頭の6番・コルデロにこの日初めてとなる四球を与えると、7番・ブラッドリーがレフトヒット、パスボールが続いて無死一、三塁とピンチが拡大。続くダルベックにセンターへの犠飛を打たれて先制点を許した。しかし、大谷はここから100マイルを連発。雄叫びも上げて後続を抑えた。

 5回、大谷自らの12号2ランで逆転に成功したエンゼルス。6回に招いたピンチを無失点で切り抜けた大谷に応えるように、7回には伏兵・ベラスケスが起死回生の3ランで効果的な追加点を挙げた。その後、リリーフが1点を失ったものの、最後はイグレシアスが締めてレッドソックスの反撃を振り切って連敗を14で止めた。
 
 投打にわたる活躍でチームの15連敗を阻止する価値ある1勝を挙げた大谷。二刀流登板では今季初となるアーチでいよいよ本領発揮。非常事態のチームを大谷が強力にけん引していく。(ABEMA『SPORTSチャンネル』)

メジャーリーグベースボール2022 - 大谷ハイライト特集 - 6.10 大谷 第3打席 逆転の2ランホームラン (スポーツ)
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