【MLB】エンゼルス5-0ロイヤルズ(6月22日・日本時間23日/アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手が「2番・投手」で先発出場し、投手として8回2安打無失点、自己最多となる13奪三振をマークして今季6勝目を挙げた。打者としては3打数1安打、2つの四球を選んで3出塁。今季12度目の投打二刀流だったが、この日は特に投手として輝いた。ただ大谷は前日、2本の3ランを含め自己最多の8打点を記録。もはや現実離れにもほどがあるという活躍ぶりだ。
大谷の活躍を形容する言葉が、いよいよ枯渇している。時として「漫画みたい」「アニメのよう」という表現も見られるが、それもどうやら通じなくなっている。ABEMAの中継で解説を務めたAKI猪瀬氏は、試合中「昨日キャリアハイの8打点を記録して、翌日にキャリアハイの奪三振。漫画で描いたら編集に却下されますよね」と笑った。これには視聴者も同調し「漫画でもないw」「漫画も越えてるよ」「間違いない」「主人公やからな」といった反応が寄せられた。
かつて日本でも、魔球や秘打といった現実には起こり得ないSFチックな描写が入る漫画・アニメも多かった。それはそれで夢のある話ではあるが、最近の作品では現実の野球に基づき、技術理論や力学、プロ・アマ球界の背景なども細かく描いたものが多い。投手として160キロ超のスピードボールと切れ味抜群の変化球を投げ、打者として時に140メートル級の特大ホームランを放つ。そんなチートキャラが主人公の作品は、なかなか担当編集のOKも出ないことだろう。
メジャー内でも昨季の大活躍を受けてから、大谷に対して「ゲームのキャラのようだ」という表現をする選手が出てきた。ゲームには実在のキャラをデータ化してプレイできるパターンもあれば、エディットモードなどを使って、現実離れをした選手を作ることもできる。考えてみれば、まだこの方が実在する大谷に近づけるという、わけのわからない状況だ。
なおAKI猪瀬氏からは、中継の最後に映画や漫画で世界的に人気の「MARVEL」が、映画で「2WAY(二刀流)」という作品を手掛けるのでは、というリップサービスもあった。実現すれば、そのモデルはもはや言うまでもない。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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