【MLB】エンゼルス-マリナーズ(6月24日・日本時間25日/アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手が「3番・DH」で先発出場した試合で、チームの主砲トラウトがメジャー2位タイとなる今季22号ソロを放った。大の得意としているマリナーズから史上最多となる53本目のホームランは、センターフェンスを超える422フィート(128.6メートル)の豪快弾。ちょうど次の打席に控えていた大谷の前で放った一発は、異次元のパワーを見せつけるようなものだった。
昨季はケガのために満足いくシーズンが送れなかったトラウトだが、今季はMVPを3度獲得した実力をいかんなく発揮。チームの主砲として開幕から打ち続け、この22号ソロで27本塁打を放ちメジャートップのヤンキース・ジャッジに5本差と迫る2位タイとなった。ローボールヒッターのトラウトにしては珍しく、インコースやや高めに入ってきたストレートを強振。うまく振り抜いたというよりは窮屈そうに打ったが、これがオーバーフェンスしてしまうから驚きだ。
堂々たる体格のトラウトは、うまく手が伸びる低めを得意としているが、22号のインパクトの瞬間は、まだ両腕が曲がったまま。最後まで伸び切ることはなく、フォロースルーも実に小さいものだった。それでも瞬間的なインパクトの強さだけでホームランにしてしまうのは、驚くべきパワーによるもの。中継を見ていた日本のファンからも「あのスウィングでよう飛ぶな」「やっぱり何か持ってる スターの打撃だ」「やばすぎ」「トラウト、ジャッジを超えろ!」「流石、マリナーズにはめっちゃ強い」と驚きの声が相次いでいた。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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