【MLB】エンゼルス-マリナーズ(6月24日・日本時間25日/アナハイム)
 エンゼルスの大谷翔平投手が「3番・DH」で先発出場したこの試合、大谷のチームメイト・トラウトが放った驚くべき打球がファンの注目を集めた。
【動画】トラウトの強烈な打球が無回転ナックルに
 エンゼルス1-4で迎えた6回裏・エンゼルスの攻撃。この回先頭の1番・ウォードがセンター前ヒットで出塁し、無死一塁の場面で打席に入ったのは、4回裏に迎えた前の打席でセンターへの豪快なソロ弾を放っている2番・トラウト。その初球、トラウトはここまで好投を続けていたマリナーズ先発・フレクセンの投じた内角やや低めのカットボールを弾き返すと、打球は快音を残してセンターへ。一見、野手の正面を突くライナー性の打球に見えたこの打球、マリナーズのセンター・ロドリゲスが捕球しようとグラブを構えた瞬間、無回転のまま、ナックルボールのようにレフト方向へと思わぬ軌道を描き、さらに落下することなくそのまま伸び続けたため、目測を誤ったロドリゲスのはるか頭上を通過。フィールドを転々とするボールを慌ててロドリゲスが追いかける中、一塁走者のウォードが長駆ホームインで2-4、打ったトラウトも悠々と三塁へと到達するタイムリースリーベースとなった。この一打に、エンゼルスファンはもちろん大喜び。現地の中継映像では、スタンドでカウボーイハットを被った子供が、両手を挙げて歓喜の雄叫びをあげる姿などが映し出された。