【MLB】アストロズ8-1エンゼルス(7月1日・日本時間2日/ヒューストン)
あまりにも完璧なインパクトに14奪三振の好投手は諦め、相手チームのファンも沈黙だ。エンゼルス大谷翔平投手は「3番・DH」で先発出場し、1回の第1打席に2試合ぶりとなる今季18号の先制ソロを放った。フルカウントから真ん中低めのスライダーに対して、全くフォームを崩されることなく、鋭く振り抜きすくい上げ打球は、アストロズファンで埋まったライト席上段に飛び込む120.1メートルの豪快弾。打った瞬間、大谷もお得意の「確信歩き」をする文句のつけようもない一発に対して、アストロズの先発・ハビアーもすぐに悟ったような諦め顔になった。
【動画】大谷翔平に完璧なホームランを打たれて諦め顔になる投手
バットとボールが衝突した瞬間、投手からすれば「行かれた…」と覚悟するような当たりだった。ハビアーからすればフルカウントからタイミングを外しに行った遅めのスライダーだったが、大谷のスイングには少しのブレもなし。むしろ読んでいたかのようにじっくり引き付けて放った打球は、速度170.1キロという高速で、あっという間にライト席上段まで飛んでいった。
6月の月間成績で6本塁打、打率.298と調子を上げていた大谷だけにハビアーとマルドナードのバッテリーは、かなり警戒をしていた。特にマルドナードはかつてエンゼルスに在籍していたこともあり、大谷についてはよく知っている。今、エンゼルスの中で最も危ない男に対して、ストレートとチェンジアップで配球を組み立てた中、最後の決め球として残していたスライダーを完璧に打ち抜かれては、バッテリーとしてもお手上げだ。
抜群の速度、角度で飛び出した打球に対して、ハビアーは少し首をかしげるように目で追いかけたが、長く見るまでもなく諦めの表情に。マルドナードは覗き込むように打球の行方を追ったが、これもまたすぐにオーバーフェンスと確信したのか、諦めていた。また、ホームランが飛び出す直前から強打者・大谷に対してブーイングを送っていたアストロズファンだったが、もはやどうにもならないといった豪快なアーチには沈黙。惨事が起きたとばかりに言葉を失っていた。
なおハビアーは7回まで14奪三振の好投で勝利投手になったが、エンゼルスにこの日許したヒットは大谷のホームラン1本だけ。この一発がなければ完封どころかノーヒットノーランまであった、そんな試合展開だった。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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