【MLB】マーリンズ2-1エンゼルス(7月5日・日本時間6日/マイアミ)
エンゼルスの大谷翔平投手が「3番・DH」で先発出場し3打数無安打1四球だった。2試合ぶりのノーヒットに終わり、チームも1点差の試合を落として4連敗、今季最多の借金8となってしまったが、9回に迎えた第4打席のチャンスでは、なんとかチームの勝利を呼び込もうと必死に粘る姿が、ファンの共感を呼ぶこととなった。
第1打席から第3打席までは、メジャー屈指の好投手で6月の月間最優秀投手でもあるマーリンズ先発アルカンタラの前に内野ゴロ3本に抑え込まれていたが、9回にはこの試合唯一にして最大のチャンスで打順が回ってきた。クローザーのスコットが制球に苦しみ1死一、二塁の状況で打席へ。100マイル(161キロ)近いストレートとスライダーで力強く攻めてくる左腕に対して、大谷はじっくりとボールを見極めつつ、ストライクゾーンぎりぎりのボールに対しては積極的にバットを出していった。
フルカウントからスライダー2球をファウルとし、粘った末に向けた8球目は外角低めにはっきりと外れたボール球。行き詰まる対決は、大谷の執念が実り四球、1死満塁とさらにチャンスを拡大することになった。
ファンからすれば、28歳の誕生日を祝う逆転3ランを期待したところだったが、本人は四球を選んだ直後ベンチのチームメイトの方に向いて、何度も「うん、うん」とうなずいた。点差は2点、一打出れば同点、さらには逆転まで狙える状況が作り出せたことへの納得と、前日までに3連敗していたチームに対して、まだまだ戦えると鼓舞するようなメッセージにもなっていた。粘りの打撃とうなずきに、ファンからは「これは素晴らしい」「仕事した」「よく粘った」「よく見た!!!」「この粘りよ今のエンゼルスに必要なのは!」と健闘を称えるコメントが多く見られていた。
なお続く4番ウォードはセンターへの犠牲フライを放ったが、5番のウォルシュはセンターフライに倒れて、あと一歩届かずエンゼルスは惜敗。ただ、最終打席で執念を見せた大谷のようなプレーが増えれば、連敗脱出も近そうだ。大谷は明日7月6日(日本時間7日)に今季14試合目の先発登板、連敗ストップを目指す。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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