【MLB】オリオールズ-エンゼルス(7月9日・日本時間10日/ボルチモア)
エンゼルスの大谷翔平投手が「3番・DH」で先発出場した試合で、大谷の同僚が頭部にデッドボールを受けて場内が騒然となる一幕があった。後にヘルメットの破損具合が現地映像によって映し出されたこのシーンだったが、直後、決して怒りを見せることもなく、思わず両手で頭を抱えた相手投手に対する気遣いを見せ、元気に一塁へ走っていく振る舞いに「いい人」「努力の人」など称賛の声が殺到した。
2回、オリオールズ先発・クレーメルの初球、89.9マイル(約144.7キロ)のストレートが6番・ステファニックの頭部へ直撃。ヘルメットが吹っ飛び、スタジアムが騒然となった。ステファニックは衝撃から三塁方向へ腰を折り、痛がる仕草を見せたが、すぐに体を切り返して一塁へダッシュ。帽子を脱いで謝るクレーメルに対して「大丈夫だよ」とジェスチャーを送った。
このヒヤリとする場面に試合を中継したABEMAの視聴者が「いい人」「爽やかにいったね」「耳 ガードだからよかった」と称賛や安堵の声を寄せると実況のDJケチャップ氏も「怒ることもできるんですが、ああやって『大丈夫だよ』って一塁に歩けるステファニックっていうのは、好きになりますよね」と振り返った。
さらにケチャップ氏は「ドラフト外でエンゼルスに入団。自分のVTRを全30球団に送って…」とステファニックのキャリアを説明すると、視聴者からも「ドラフト外でメジャーは凄いでしょ」「ステファニックは苦労人だからな」「努力の人」という声も多数寄せられた。
ステファニックは、一度はエンゼルスからも断られており、メジャーへの道を諦めて就職しようとしていたところに契約の電話があったというエピソードもある。映像にはデッドボールを受け破損したヘルメットがアップとなり、その衝撃が露わになったが、苦労して上がったメジャーの舞台、痛がってはいられないというステファニックの真剣さ、また人柄が垣間見えたシーンだった。(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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