【MLB】エンゼルス5-6アストロズ(7月12日・日本時間13日/アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手が「3番・DH」で先発出場、一打出れば同点または逆転という7回2死二、三塁のチャンスで、ア・リーグ西地区の首位を快走するアストロズに珍しいミスが出た。エラーの連続という珍しいことが起きる中、アストロズからすれば大ピンチで迎えた大谷に対して、事前にタイムを取って対策を練ったものの、その初球でサイン違いと見られるパスボール。同点に追いつかれるというドタバタ劇が演じられ、ファンから「何のためのタイム」「勝手に崩壊している」というコメントが押し寄せた。
アストロズは安定感抜群の投手陣と、強力な打者陣のかみ合わせがよく、ア・リーグ西地区の首位をほぼ独走。同地区のエンゼルスには大差をつけており、順当にいけば地区優勝でポストシーズン進出が有力視されている。この試合でも先発ガルシアが安定感のある投球で試合を作ると、打線もつながり中盤までに5得点。試合の主導権を握っていた。
ところが1つのプレーで大きく流れが変わるのが野球の怖さ。7回から2番手のメイトンがマウンドに上がったが、守備の乱れと四球で満塁のピンチを招くと9番マーシュに押し出しの死球。慌てて出てきた3番手モンテロも代打のマッキノンの2点タイムリーを浴びて、ついに4-5と1点差に迫った。
なおも2死二、三塁のチャンスで大谷が打席に向かったが、アストロズはコーチと内野陣がマウンド上に集まり、何やら作戦会議。ここのところ当たりが止まっているとはいえ、相手は大谷だけにファンからも申告敬遠が有力だろうという声が集まっていた。ところがアストロズは捕手のマルドナードがそのまま座り、申告敬遠はなし。それでもマルドナードは初球、外角のボール気味のところの構えており、まともな勝負をするという雰囲気はなかった。
あえて投げての敬遠気味という作戦だったかもしれないが、ここからまさかの展開に。モンテロが投げた初球は構えとは正反対の内角低めのボールゾーンに一直線。球種が違ったのか、それともコースが違いすぎたのか、ゴールドグラブ賞の経験もあるマルドナードでも捕ることができずミットを弾くと、三塁走者が悠々と生還。大谷は打たずして同点となった。これでは事前の打ち合わせも全く意味なし。「大谷マジック」「まさかまさかの急展開」「何のためのタイム」「立ってるだけで点になる男」「奇跡がおきてる」と、様々な感想が集まっていた。
なお大谷は2球目以降も、外角に大きく外して構えたマルドナードの指示通りに3球連続でボールが続き、結局は敬遠気味の四球で一塁に歩いた。試合は9回に勝ち越したアストロズが勝利、エンゼルスは5連敗となった。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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