【MLB】エンゼルス7-1アストロズ(7月13日・日本時間14日/アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手が「1番・投手」で先発出場し、投手として6回を投げ4安打1失点で個人6連勝、今季9勝目を挙げた。毎回の12奪三振で日本人選手としては1995年の野茂英雄(ドジャース)以来2人目となる4試合連続2ケタ奪三振をマークした。105球を投げ最速100.9マイル(161.9キロ)をマークするなど力感溢れるピッチングが見られたが、またしても曲がりまくったのが、大谷の投球を支えるスライダー。オールスターゲームにも出場しているアストロズの好打者・アルトゥーベが、思わず避けたもののストライクになるという驚きの変化量で、ファンの度肝を抜いた。
【映像】打者が避けたのにストライクになるほど曲がったスライダー
初回から100マイル(161キロ)に達するストレートを投げ込む大谷だが、速球だけなら他にもっと速い投手がごろごろいるのがメジャーの世界。ただし、大谷の鋭く曲がるスライダーは打者によってはまるで見当違いのところを振ってしまうほどだ。
ある種の衝撃映像とも言える場面は5回。第2打席では速球で空振り三振に打ち取っていたアルトゥーベに対して、第3打席では一転して変化球攻め。初球から3球続けてスライダーを投げ込むと、4球目には決め球の一つであるスプリット。カウント1-2と追い込んでいた5球目だが、捕手のスタッシのミットはやや外角寄りに構えられていた。
逃げるようなスライダーか、一気に変えて速球か。配球が注目されていたところ、大谷は内角のボールゾーンからストライクゾーンに入ってくるスライダーでのフロントドアを選択。全く予想外の軌道で投げ込まれたボールに、アルトゥーベも自分に当たりそうと思ったか「ビクッ」と体を動かし、さらに避けるような仕草まで見せた。ただボールはしっかりと変化してアルトゥーベに当たることなく内角のストライクゾーンに収まり見逃し三振。どうしようもなかったというような表情を浮かべ、すたすたとベンチに下がっていった。
思わず死球かと体が反応してしまうほどのボールが、鋭く曲がってストライクになるのだから打者にとってはたまらない。回転だけはスライダーながら曲がってこない「抜けスラ」という指摘もあったが、本人が投げた後に納得の表情を浮かべ、さらに後続の打者にも同じようなボールを投げたことから、狙い通りだったことがわかる。視聴者からも「のけぞってストライクって」「避けちゃってるし」「このスライダー無理やろ」「避けるレベルの曲がり」と称賛の声が続々と集まっていた。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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