藤井聡太棋聖、防衛&3連覇達成 10代最後の対局を白星で飾る 永瀬拓矢王座に3勝1敗で勝利/将棋・棋聖戦五番勝負第4局 将棋藤井聡太,永瀬拓矢 2022/07/17 19:18 拡大する 将棋の藤井聡太棋聖(竜王、王位、叡王、王将、19)が7月17日、愛知県名古屋市の「亀岳林 万松寺」で行われた第93期ヒューリック杯棋聖戦五番勝負第4局で、挑戦者の永瀬拓矢王座(29)に104手で勝利し、タイトルを防衛した。シリーズ成績は3勝1敗。この結果で棋聖3連覇を達成、タイトル通算獲得数を9期に伸ばし、歴代単独9位にランクアップした。【動画】藤井聡太棋聖がタイトル防衛&3連覇を決めた一局 棋聖戦五番勝負と王位戦七番勝負のWタイトル防衛戦を戦う藤井棋聖が、ハードスケジュールをものともしない盤石の強さを示した。永瀬王座の先手番で始まった本局は、今シリーズ第1局の1回目の千日手局以来となる「相掛かり」の出だしとなった。序盤で藤井棋聖が6筋の歩を突き、先手に飛車で取らせる工夫を披露。ABEMAの中継に出演した郷田真隆九段(51)は「相掛かりを指す棋士であれば考えたことはあるが、深く追求してはいない形。実戦でも数は少なく、藤井棋聖が今回の対局のために用意してきたんだと思う」と解説した。 続きを読む 関連記事