行司が「つっかけ」に激怒 取組でまさかの転倒に館内騒然 「しょんぼりやんw」「よく見てた」同情と称賛の声
【映像】行司が激おこ、転倒で館内騒然

大相撲七月場所>◇十三日目◇22日◇愛知・ドルフィンズアリーナ(愛知県体育館)

 十両五枚目・千代の国(九重)と十両七枚目・荒篤山(荒汐)の一番で、立ち合いつっかけた荒篤山を行司が「まだ!!」と厳しい声で一喝。直後の取組では、勝負が決する直前に行司が転倒してしまい、軍配に物言いがつくなど館内が一時、騒然となる一幕があった。

【映像】行司が激おこ、転倒で館内騒然

 制限時間いっぱいとなった1度目の立ち合い、タイミングが合わず荒篤山がつっかけてしまうと、行司を務めた式守鬼一郎は「まだ!!」と一喝。ガラガラとかすれた迫力のある低い声が館内に響いた“待った”に客席がざわついたほか、視聴者からも「鬼おこ」「オコ一郎」といった声が寄せられた。

 2度目の立ち合いは成立し、正面からぶつかり合った両力士は激しい突き合いを展開。だがこのとき、攻防の行方を追って回り込んだ行司の式守鬼一郎が足を滑らせてつまづくように派手に転倒してしまい、「残った! 残った!」と発していた迫力ある声も力なく途切れ、そのギャップに客席から笑いが沸き起こり、視聴者から今度は「行司がコケた」「行司が残れなかったw」などの声が上がった。

 しかし、式守鬼一郎は決着の瞬間は執念で見逃さず、すぐさま立ち上がると上手投げを決めた千代の国に軍配を上げた。その後、物言いがついて審判団が土俵上に集まると、式守鬼一郎は申し訳なさそうな表情を浮かべ、呼出しから紙を受け取って手を拭う仕草を見せた。視聴者からは「表情しょんぼりやんw」「バツが悪そう」「痛めてない?」「申し訳なさそう」「なんか謝ってた」など同情と心配の声が相次いだ一方、「よく見てた」「ちゃんと見てる」など、執念の軍配に称賛の声も聞かれた。

 協議の結果、審判長の藤島親方(元大関・武双山)は「千代の国のつま先が出たのではないかと物言いがつき、協議をした結果、つま先は出ておらず、行司軍配通り千代の国の勝ちといたします」と説明。式守鬼一郎の軍配通り、千代の国が8勝目の勝ち星を挙げた。敗れた荒篤山は7敗目を喫した。

 なお、式守鬼一郎の初土俵は1990年5月。軍配の赤富士には「一番上へ燃えるような行司に」との思いが込められているという。(ABEMA『大相撲チャンネル』) 

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