【MLB】エンゼルス1-3アスレチックス(8月3日・日本時間4日/アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手が「2番・投手」で先発出場し、投手として5回2/3を投げ7安打3失点(自責2)7奪三振で、今季7敗目(9勝)を喫した。1918年のベーブ・ルース以来104年ぶりとなる「2ケタ勝利・2ケタ本塁打」にあと1勝と迫ってから今季だけで3連敗、昨季から数えて6度目の挑戦でも大記録に届かなかった。降板後、ベンチではタオルを頭からかけ、疲れと悔しさを滲ませる表情があった大谷に、通訳の水原一平氏が“ちょこん”と横に無言で座る様子が、ファンに注目された。
大谷はキャリアでも最も多いと思われるペースでスライダーを投げ続けると、最終的には99球中、スライダーを61球も投じた。立ち上がりから切れ味の鋭さで三振を奪い、この試合での7三振のうち5つをスライダーで奪ったが、最高球速は99.2マイル(159.6キロ)止まり。6月22日(日本時間23日)のロイヤルズ戦以来、6試合ぶりに100マイル(161キロ)に届かなかった。投球間隔も長く、時折息をふーっと大きく吐くなど、連日スタメンで出場し続けている疲労の蓄積もあるのか、イニングが進むに連れて変化球の切れ、制球も乱れてきた。味方の援護で1-1の同点で迎えた6回、無死一塁からマーフィーに痛恨の2ランを被弾。打たれたのは生命線にしていたスライダーが甘く入ったものだった。
決して本調子ではない中、なんとか試合を作ろうと踏ん張ってきた大谷だが、6回途中で降板するとベンチに座って大きなため息。首を振ったり顔をしかめたりと、納得のいかない様子が垣間見えた。すると、ここで姿を見せたのがメジャー挑戦以来、ずっと行動を共にしている水原通訳。KOされた大谷の横に来たものの、何か声をかけることなくそのままちょこんと横に座り、一緒に試合を見守り続けた。
苦楽を共にしてきたパートナーだけに、声をかけるべき、そっとしておくべきタイミングも熟知していることがわかるシーンで、ファンからは「そっと寄り添う一平さん」「一平さんそっとしておいとるな」「一平さんの気遣い」というコメントも。また「大谷登板の時は誰もしゃべりかけないトラウト言うてた」という声もあった。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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