将棋日本シリーズ JTプロ公式戦の2回戦第1局が8月7日、福岡市・福岡国際センターで行われ、永瀬拓矢王座(29)と糸谷哲郎八段(33)が対局を開始した。
永瀬王座は2009年10月に四段昇段。竜王戦1組(1組:5期)、順位戦A級(A級:2期)。タイトルは叡王1期、王座3期の計4期で、棋戦優勝は2回。将棋に対するストイックな姿勢から「軍曹」と呼ばれ、研究量ではプロの中でも1、2を争うと言われている。JTプロ公式戦は3年連続3回目の出場で、2020年度大会準優勝。今期は初優勝を狙う。
糸谷八段は、2006年4月に四段昇段。竜王戦1組(1組以上:8期)、順位戦A級(A級:5期)。タイトルは竜王の1期で、棋戦優勝は新人王戦で1回。棋界屈指の早見え早指しで、長時間対局でも勝敗にかかわらず持ち時間を多く残して終局を迎えることも頻繁にある。JTプロ公式戦は2年連続5回目の出場で、1回戦では佐藤康光九段に勝利して2回戦に進出した。
両者の対戦は過去に8局あり、永瀬王座6勝、糸谷八段の2勝。振り駒の結果、先手は糸谷八段に決まった。
JTプロ公式戦は前年覇者、タイトルホルダー、賞金ランキング上位者から12人が選出されるトップ棋士たちによるトーナメント戦。持ち時間は各10分、切れたら1手30秒未満、各5分の考慮時間。
(ABEMA/将棋チャンネルより)