【MLB】エンゼルス0-4ツインズ(8月12日・日本時間13日/アナハイム)
エンゼルス谷翔平投手が見せ続けている“変化”について、日米のプロ野球で投手として活躍した野球解説者・川上憲伸氏が言及した。
この日、ABEMAで中継されたエンゼルス対ツインズの解説を務めた川上氏は、イニング間に設けられたコーナーで、大谷のピッチングを分析。その際に川上氏は、まず「ピッチングはですね、彼はよく変えるんですよ」と、“投手・大谷”は、ピッチングスタイルを頻繁に変えることが特徴である指摘した。「昨年で言うなら、トミージョン(手術)の後ということもありました。スプリットは結構肘に負担が来るので、カット系を増やした。(そのまま)カットで行くのかなと思ったら、急にシーズン最後の方になったらスプリットに戻してきた」と、配球の違いを感じていた。
今季も開幕当初は決め球としてスプリットの割合が比較的多かったが「気がつけば、3カ月ぐらい前から急に見たこともないスライダーを投げ始めて、三振数も増えた。ちょっと肘を下げるっていうんですかね。横振りにして右バッターだったら体に向かって投げていくっていう変化球を入れた」と解説。手術などの影響もあってか、武器となる球種はもちろんのこと、フォームでさえも絶えず最適なものを模索し続け変化を繰り返しているという、珍しい特徴を持った投手であると説明した。さらにはこうした特徴が「バッターとしても『大谷翔平って何が特徴だっけ?』というのがわからないまま。いつの間にかスライダーピッチャーになっていた」と、相手打者目線では掴みどころがなく、結果として攻略の糸口が見つけづらいタイプであると解説した。
変化と成長を続ける大谷の今後について川上氏は、「前回の投球(日本時間8月10日のアスレチックス戦)を見ていると、スプリットをまた増やしてるんですよ。体の動きをまた元通りの縦の動き(を軸とした投球フォーム)というんですか。投球フォームも若干、姿勢が良くなった。スライダーで抑えられることはもうわかった。今度はストレートで行くんじゃないか。そういうピッチャーになるのかなと思いますね」と、前回の登板で、再び垣間見せた変化が、来季以降のさらなる飛躍を予期させるものであるとコメントした。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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