増田康宏六段、個人全勝でチームの危機救う 広瀬章人八段を破りフルセットへ/将棋・ABEMAトーナメント
番組をみる »

 将棋界の早指し団体戦「第5回ABEMAトーナメント」の本戦トーナメント2回戦第1試合、チーム永瀬とチーム広瀬の対戦が8月13日に生放送された。チーム広瀬の4勝3敗で迎えた第8局は、チーム永瀬・増田康宏六段(24)がリーダーの広瀬章人八段(35)を破り、フルセットに持ち込んだ。

【中継】本戦2回戦でチーム永瀬とチーム広瀬が激突

 勝ち抜け決定か、フルセットに持ち込むか。大一番は第3局の再戦カード。本局で先手番を持つ広瀬八段は「前局で三枚堂(達也七段)さんが挙げてくれた星をなんとか生かさなければいけないなという感じです。リベンジのつもりで頑張りたい。リーダーがピシっと締められるようにしたい」、ここまで全勝の増田六段は「カド番ですが、ここで勝って最終戦に持ち込みたいと思います。(第3局と)先後逆になりますが、なんとか粘って勝ちたい」と語っていた。

 先手の広瀬八段は矢倉の出だし、後手の増田六段は急戦を目指した。絶対に負けられない増田六段の攻勢に対し、広瀬八段はバランス重視で対応。じりじりとした長い中盤戦から、仕掛けたのは広瀬八段だった。一気に攻め合いに流れるも、優位に立ったのは増田六段。先手玉は上部脱出を図ったが、増田六段が寄せ切り勝利を飾った。解説を務めた金井恒太六段(36)も「増田六段の中終盤の加速が素晴らしかった」とコメントした。

 個人全勝、チームのカド番からフルセットへの持ち越しを決めた増田六段は、「途中苦しいかなというところもあったが、なんとか粘ることができた。望みを託すことができたので、あとは(斎藤)明日斗(五段)くんに頑張ってもらいたい。リラックスして戦ってほしい」と思いを込めた。一方、手痛い敗戦を喫した広瀬八段は「部長(増田六段)にやられました。その一言に尽きます」とガックリ。「負けてしまって申し訳ないが、うちのエースがやってくれると思う」とチームの未来を青嶋未来六段(27)に託した。

◆第5回ABEMAトーナメント 第1、2回は個人戦、第3回からは3人1組の団体戦として開催。ドラフト会議で14人のリーダー棋士が2人ずつ指名。残り1チームは、指名を漏れた棋士がトーナメントを実施、上位3人がチームとなり全15チームで戦う。対局は持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算のフィッシャールールで行われる。チームの対戦は予選リーグ、本戦トーナメント通じて5本先取の9本勝負。予選は3チームずつ5リーグに分かれて実施。上位2チーム、計10チームが本戦トーナメントに進む。優勝賞金は1000万円。
(ABEMA/将棋チャンネルより)

正念場で勝つからこそリーダー 広瀬章人八段が力勝負で快勝「リーダーが勝たないと勝ち上がれない」/将棋・ABEMAトーナメント
【中継】第5回ABEMAトーナメント 本戦T 二回戦 第一試合チーム永瀬VSチーム広瀬
【中継】第5回ABEMAトーナメント 本戦T 二回戦 第一試合チーム永瀬VSチーム広瀬