将棋の藤井聡太竜王（王位、叡王、王将、棋聖、20）への挑戦者決定三番勝負第2局が8月23日に行われ、山崎隆之八段（41）と広瀬章人八段（35）が対局中だ。本局の先手番は第1局で先勝を飾った広瀬八段。戦型は先手居飛車、山崎八段が四間飛車の対抗形となった。
挑戦権争いはいよいよ大詰め。挑戦権獲得にはここから2連勝が必要な山崎八段は、四間飛車を採用した。独特な指し回しが魅力で、ABEMAの中継に出演した佐々木慎七段（42）は「序盤の何気ない手もわくわくさせる棋士」と解説。「端歩の位取り四間飛車は相当レアな戦法。広瀬八段は想定してなかったと思います」とコメントした。
一方、広瀬八段は2010年に得意の振り飛車穴熊を原動力に初タイトルの王位を奪取。「振り穴王子」の異名でも親しまれていただけに、佐々木七段は「広瀬八段も（四間飛車を）ものすごい数を経験していると思うので、相手にしやすいところもあると思う」と話した。意表の出だしから、両者がどのような構想を描いているか大きな注目が集まっている。
持ち時間は各5時間。ABEMAではこの対局を終了まで生放送する。
【昼食の注文】
山崎隆之八段 豚しゃぶ梅しそ
広瀬章人八段 豚生姜焼き
【昼食休憩時の残り持ち時間】
▲広瀬章人八段 4時間10分（消費50分）
△山崎隆之八段 4時間10分（消費50分）
（ABEMA／将棋チャンネルより）
