将棋の藤井聡太竜王(王位、叡王、王将、棋聖、20)への挑戦者決定三番勝負第2局が8月23日に行われ、山崎隆之八段(41)と広瀬章人八段(35)が対局中だ。後手四間飛車の出だしから、難解な中盤戦に突入。形勢はほぼ互角のまま夜戦に向かう。
藤井竜王への挑戦権を手にするのはどちらか。先手番の広瀬八段の居飛車に対し、山崎八段は四間飛車を採用。玉を自在に操り、独特な世界観を見せた後手に対し、先手は穴熊に組んで戦いに備えた。難解な中盤戦で、ABEMAの「SHOGI AI」はわずかに広瀬八段寄りの数値を示しているものの、大きな差はない。中継に出演した屋敷伸之九段(50)は「山崎調。先手も指し手が難しいと思う」、佐々木慎七段(42)は「広瀬八段は時間が無いのが気になる」とコメントしていた。
第1局では広瀬八段が先勝しており、本局を制すればストレートで挑戦が決定。2018年度(第31期)以来の竜王復位にかける思いは強い。一方、後手番の山崎八段はここから2連勝が絶対条件と踏ん張りどころ。2009年度王座戦以来のタイトル挑戦、さらには初タイトル獲得に向けて本局は絶対に落とせないだけに、この後の終盤戦に向けて注目度が高まっている。
持ち時間は各5時間。ABEMAではこの対局を終了まで生放送する。
【夕食の注文】
山崎隆之八段 ヤリイカとブロッコリーのレモンオイルパスタ
広瀬章人八段 うな重セット(赤だし)
【夕食休憩時の残り持ち時間】
▲広瀬章人八段 1時間7分(消費3時間53分)
△山崎隆之八段 2時間7分(消費2時間53分)
(ABEMA/将棋チャンネルより)