エンゼルス売却検討で大谷翔平の移籍が再浮上か専門家「オーナーが選手全員を売ってしまうこともある」

　大谷翔平投手が所属するエンゼルスについて、モレノオーナーが球団売却を検討していることが、8月23日（日本時間24日）に行われたレイズ戦を前に明らかになった。モレノオーナーは20シーズンに渡り球団を保有してきたが、発表したコメントでは売却の可能性は非常に高いと感じられるもの。今季はトレード期間に移籍のうわさも飛び交った大谷だが、球団売却によって再び移籍についての話題が一気に増えそうだ。

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　モレノオーナーは2003年に1億8400万ドルを投じてウォルトディズニー社から買収。以降、地区優勝を6回果たしたものの、2016年から負け越しが続いている。トラウト、レンドンという大型契約選手、さらに大谷というメジャーでも屈指のスタープレイヤーを抱えながらも、レギュラーシーズンで結果を残せず、今季もポストシーズン出場は絶望的な状況だ。

　シーズン終盤に飛び込んできたビッグニュースに、ABEMAで解説を務めていた福島良一氏も反応。「ショックですねー。メジャーリーグで球団の身売りは結構ある。まさかエンゼルスが売却とは。また移籍話がいろいろ出そうです」と感想を述べると、FOXが発表した資産価値で、エンゼルスは全体9位にランクインしていることを紹介。さらに「メジャーではよくあることですが、売却となると球団のオーナーが選手全員を出してしまうことがある。売れるものは全部売るということです。過去にもアスレチックスが経営難によって、1人残らず売り飛ばしてしまいました」と事例を紹介した。

　大型契約のトラウト、レンドンはもちろん二刀流で大活躍する大谷の年俸もメジャー最高レベルまで上がることが予想されている。スタープレイヤーが多く所属することもあっての資産価値だが、果たしてその“資産”をどう整理するか。これによって大谷の残留、移籍の動向も大きく変わりそうだ。なおファンからも「誰かエンゼルスを強くして」「すぐ売却できるのか？」「エンゼルス未来がわからなくなりましたね！」と反応が様々だった。
（ABEMA『SPORTSチャンネル』）