将棋の藤井聡太王位(竜王、叡王、王将、棋聖、20)に豊島将之九段(32)が挑戦する、お〜いお茶杯王位戦七番勝負の第4局は8月24日、徳島市の「渭水苑」で対局を行っている。藤井王位の先手番で始まった本局は、これまでの3局と同じく「角換わり腰掛銀」の戦型に。先手は細かい工夫を見せており、今後の構想に注目が集まっている。
第3局から約1カ月。藤井王位の先手番で、戦型は角換わりとなった。第1局と先後を入れ替えほぼ同じ進行をたどったが、早い段階で9筋の端歩を突き合うなど細かな変化を見せている。互いに数多く経験している戦型とあり、早いペースで進行。先手が銀を進行させる工夫を見せると、ABEMAの中継に出演した深浦康市九段(50)、高野智史六段(28)は「藤井王位が用意してきた手だと思う。珍しい手でどう対応すればよいのか、後手は変なことをするとすぐにバランスを崩してしまうと思うので難しいですね」とコメントしていた。
豊島九段も積極的な対応を見せており、激しい戦いが予想されている。両者がどのような構想を描いているか、今後の進行に大きな注目が集まっている。持ち時間は各8時間の2日制。ABEMAではこの対局を終了まで生放送する。
【昼食の注文】
藤井聡太王位 松花堂弁当
豊島将之九段 松花堂弁当
【昼食休憩時の残り持ち時間】
藤井聡太王位 6時間58分(消費1時間2分)
豊島将之九段 6時間3分(消費1時間57分)
(ABEMA/将棋チャンネルより)