藤井聡太王位、豊島将之九段との熱戦制し3連覇に王手 シリーズ成績は3勝1敗に/将棋・王位戦七番勝負第4局 将棋藤井聡太,豊島将之 2022/08/25 18:41 拡大する 将棋のお〜いお茶杯王位戦七番勝負の第4局が8月25日に行われ、藤井聡太王位(竜王、叡王、王将、棋聖、20)が豊島将之九段(32)に95手で勝利した。この結果で、藤井王位はシリーズ成績を3勝1敗とし、防衛と3連覇に王手をかけた。第5局は9月5・6日の両日、静岡県牧之原市の「平田寺」で指される。【動画】藤井聡太王位が勝利を飾った王位戦七番勝負第4局 藤井王位が無類の強さを見せつけた。先手番で迎えた本局は、これまでの3局と同様に「角換わり腰掛銀」を採用。序盤から随所に工夫の手がちりばめられ、じっくりとした神経戦へと進行した。1日目は豊島九段の手番で指し掛けに。2日目、立会人の木村一基九段(49)が豊島九段の封じ手を開封し、読み上げたのは意表の銀捨ての一手だった。藤井王位にとっても想定外だったか、すぐに応じることなく長考に。しかし王者は動じず、冷静に同歩から左右ににらみを利かせる5筋に角を据えて、豊島九段の構想を伺った。 続きを読む 関連記事