【MLB】ブルージェイズ0-2エンゼルス(8月27日・日本時間28日/トロント)
エンゼルスの大谷翔平投手が「3番・投手」で先発出場。今季22度目となる二刀流の先発マウンドで7回、今季最多となる109球を投げ被安打2、奪三振9、与四球1の好投で11勝目を挙げ、チームを連勝に導いた。また自身も“投打ダブル”での規定到達の偉業達成に向け、今季の投球回数を128回まで伸ばし、規定投球回数(162回)到達まであと34回とした。
前回登板、日本時間8月22日の敵地・タイガース戦ではウイルス性胃腸炎の影響もあり4回を投げ5安打3失点4四球で降板。今季8敗目を喫した投手・大谷の成績はこの試合まで10勝8敗、防御率2.83。投球回数は121回で規定到達まで41回だった。
この日の大谷は初回からスプリットやシンカー、スライダーなど変化球を多投する立ち上がり。アストロズ在籍時から通算12打数6安打と相性の悪い1番・スプリンガーにレフト前へ運ばれと、昨年ホームラン王を争った2番・ゲレロJr.を一邪飛に打ち取る。その後、4番・ビシェットに四球を与えランナーを二人背負うも、28球を要して無失点で切り抜けた。
すると3回からは一転、フォーシーム主体に切り替えた大谷は9番・ブラッドリーを二ゴロ、初回にヒットを許しているスプリンガーを見逃し三振に仕留める。直後、ゲレロJr.に遊中間を破られランナーを二塁に背負うピンチを招いたが、3番・カークを渾身の100マイルで見逃し三振に打ち取った。
フォーシームを主体にして以降、3回まで62球で多かった球数は、4回72球、5回84球、6回94球と投球のリズム、テンポとともに改善。規定投球回数到達のためにこの試合でクリアしておきたかった6回を超える7回まで投げ切り、投球回数を128まで伸ばし、規定投球回数まで34回とした。
日本時間8月10日のアスレチックス戦で、ベーブ・ルース以来104年ぶりとなる「2ケタ勝利・2ケタ本塁打」を達成した大谷が次に見据える偉業は、投打ダブルでの規定到達だ。大谷は今季、残り5試合の登板が見込まれている。(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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