大谷翔平、2日連続での“SHO TIME”10試合ぶり28号＆猛打賞前日は好投で11勝目と投打で大活躍チームも好調3連勝

【MLB】ブルージェイズ3－8エンゼルス（8月28日・日本時間29日／トロント）

　エンゼルスの大谷翔平投手が「3番・DH」で先発出場し、10試合・36打席ぶりとなる28号2ランを放つなど、4打数3安打2打点1四球と大爆発した。大谷は猛打賞も10試合ぶり。チームはポストシーズン争いを繰り広げるブルージェイズに対して、力強く3連勝。前日には投手として11勝目を挙げた大谷にも、ベンチ内で明るく笑顔が輝いた。

【映像】大谷翔平、流し打ちでも打球速度169.1キロの豪快弾

　カナダ・トロントのファンを、大谷による「SHO TIME」で2日続けて酔わせまくった。前日は投打二刀流として出場すると7回を投げ2安打無失点9奪三振の好投で今季11勝目。敵地ながら満員ｔなったスタジアムを大いに沸かせた。

　すると明けて翌日、疲労の色も見せずに元気にスタメン出場すると第1打席、初球を狙ってセンター方向へクリーンヒット。最近7試合では打率.150と低迷していたとは思えない鋭いスイングで2試合ぶりのヒットを放った。これでタイミングを掴んだのか、続く第2打席でも一、二塁間を破るライト前ヒットでマルチ安打を記録。さらに勢いづいた。　第3打席はセーフティバントを試みたものの、転がりが悪くキャッチャーゴロだった。

　そして7回の第4打席、力強いスイングで流し打つと打球速度は105.1マイル（169.1キロ）の勢いでレフトフェンスをオーバー。10試合・36打席ぶりの一発で、10試合ぶりの猛打賞まで合わせて記録した。

　既にポストシーズン進出が厳しくなっているエンゼルスだが、このブルージェイズ3連戦は実に力強かった。2試合連続の完封勝ちに続き、この試合ではレンヒーフォの先制2ラン、スズキのソロ、大谷の2ラン、9回にはトラウトにも一発が出て、チーム4本塁打。大谷・トラウトのアベック弾で「トラウタニ」揃い踏みで、3連勝を飾った。残り1カ月強というシーズンにはなったが、日本人選手としては初となる「2年連続30本塁打」にもあと2本。大谷のバットからはまだまだ大きなアーチが飛び出していく。
（ABEMA『SPORTSチャンネル』）