【MLB】ブルージェイズ-エンゼルス(8月28日・日本時間29日/トロント)
エンゼルスの大谷翔平投手が「3番・DH」で先発出場し、7回の第4打席にレフト越えへ10試合・36打席ぶりとなる今季28号2ランを放った。直近7試合では打率1割台と調子を落としていたところだったが、久しぶりに気持ちのいい一発。偉大な先輩・松井秀喜でも届かなかった、日本人選手として初の2年連続30本塁打にも、あと2本と迫った。打球速度は105.1マイル(169.1キロ)、飛距離は357フィート(108.8メートル)だった。
【映像】大谷翔平、流し打ちでも打球速度169.1キロの豪快弾
新たな節目の数字が近づいてきた。大谷は8月の前半、一気に打撃の調子を上げると、一時は月間打率が3割を超えていた。ところが1週間前の8月21日(日本時間22日)にウイルス性胃腸炎を患い、試合で投手は4回KO、打者でもわずか2打席で試合を退き、その後は打撃の調子を落としていた。直近7試合では20打数3安打、打率.150。ホームランからも遠ざかっていた。
それでも少しずつコンディションは取り戻していた。その証として、投打二刀流の出場となった前日は、投手で7回2安打無失点9奪三振、今季最多の109球の力投で、メジャー自己最多を更新する11勝目をマーク。目標の一つとする規定投球回数「162」に対しても、今季通算128回まで伸ばし、あと34回まで近づいた。
すると、この試合でも第1打席から快音を響かせ、初球のストレートをセンター方向に弾き返す2試合ぶりのヒット。投手としての好投が呼び水になったのか、気持ちのいい打球を飛ばしていた。また第2打席にもライト前ヒットと、8試合ぶりのマルチ安打を記録していた。
今季28号が出たことで、節目の30本まであと2本に。松井は2004年に31本、2005年に23本を放ったが、2年連続で30本まで届かなかった。昨季46本塁打の大谷が30本に届けば、日本人選手では初の快挙。チーム128試合目での28本で、年間162試合なら35.4本というペースで、数字の上では2年連続35本も見え、ここまで伸ばせば期待される「規定投球回&規定打席」のダブル達成に加えて、ヤンキースのジャッジと争うア・リーグMVP争いにも、大きなポイントとして注目されそうだ。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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