【MLB】エンゼルス10-0タイガース(9月5日・日本時間6日/アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手が「3番・DH」で先発出場。ツーベースにホームラン2本と大爆発して10-0の勝利に大きく貢献した。特にこの日2本目のアーチは、まるで力を入れていないようにさえ見えるスイングで逆方向に運んだ打球が速度108.6マイル(174.8キロ)、飛距離416フィート(126.8メートル)を記録。解説を務めた元プロ野球選手の川﨑宗則氏も「このバッティングを続ければ40発はいける」と太鼓判を押した。
月間打率.317、8本塁打と調子を上げた8月を経て、9月に入っても大谷の好調は持続しているようだ。この試合の3安打2本塁打で、今シーズンの通算成績を打率.270、32本塁打、85打点とした。OPSは.897まで上昇。32本塁打はヤンキースのジャッジに次ぐア・リーグ単独2位、85打点は4位とハイレベルな数字となっている。
チームのポストシーズン進出の目はないが、今シーズンも大谷のMVPの可能性がMLBファンの関心事となっている。ライバルはもちろん、ア・リーグ記録を上回るペースでホームランを量産し続けているジャッジ。新記録である62本塁打を放てばMVP最右翼といえそうだが、大谷もベーブ・ルース以来104年ぶりとなる「2ケタ勝利・2ケタ本塁打」の偉業を成し遂げ、さらに史上初の「投打ダブルでの規定到達」も達成しそうな勢いだけに、まだまだどうなるかわからない。そこで大きな意味をもってくるのが大谷の打撃成績だ。大谷がジャッジにどこまで迫るかで投票する記者の印象も変わってくるだろう。昨年46本塁打を放った大谷が2年連続で40本をクリアすれば、満票でMVPを獲得した昨季に迫るか上回る成績ということにもなる。
この試合で31、32号を放ち40本を射程圏内に捉えた大谷だが、特に2本目のバッティングをABEMAの解説陣が絶賛。里崎智也氏が「バッティング練習のように軽く打ちましたね。今日一番力感がなかった」と評せば、川﨑宗則氏も「この力感のないバッティングを続ければ40本も行けます」と断言した。コメント欄にも「やっぱり力抜いて打った方が良い」「かるーーく打ってこの人はこれなのか」とスイングの軽さを指摘する声や「綺麗なスイング」「確変入った」といった声が上がっていた。
ボールをグシャッとしばくような力強いスイングも魅力だが、ともすればバッティングが荒くなってしまうこともあるのも事実。32号はまるで力みのない滑らかさだった。ここにきて大谷は理想のスイングを手に入れたのかもしれない。(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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