将棋の藤井聡太竜王(王位、叡王、王将、棋聖、20)が9月12日、順位戦A級3回戦で糸谷哲郎八段(33)と対局を行っている。互いに1勝1敗で迎えた本局は、藤井竜王の先手番で「横歩取り」の出だしとなった。互いに慎重に指し進め、じっくりとしたペースで進行している。
藤井竜王は今期初参戦のA級3回戦で、棋界屈指の早見え早指しの糸谷八段と対局を行っている。後手の糸谷八段の志向した横歩取りの出だしから、互いに持ち時間をたっぷり消費。夕食休憩までに、39手とスローペースでの進行となっている。糸谷八段は、角道を止めて銀を上がる積極的な手を見せ、いよいよ夜戦に向けて仕掛けていった。
ABEMAの「SHOGI AI」はほぼ互角を表示。中継に出演した八代弥七段(28)は、「(さらに後手の銀が)上がってくることを警戒するか、呼び込んで指すか。かなり読みを入れたいところ」と、藤井竜王にとっては難しい選択を迫られていることを解説した。
夜戦に向けて抜け出すのはどちらか。今後の展開にますます注目を集めている。持ち時間は各6時間。ABEMAではこの対局を終了まで生放送する。
【夕食の注文】
藤井聡太竜王 ヒレかつ弁当(味噌)
糸谷哲郎八段 中華弁当(八宝菜)
【夕食休憩時の残り持ち時間】
藤井聡太竜王 2時間21分(消費3時間39分)
糸谷哲郎八段 2時間39分(消費3時間21分)
(ABEMA/将棋チャンネルより)





