【MLB】エンゼルス-マリナーズ(9月18日・日本時間19日/アナハイム)
エンゼルス大谷翔平投手が「3番・DH」で先発出場、1回の第1打席にセカンドを強襲する安打を放った。これで大谷は今季139安打目となり、昨季マークした138安打を超えて自己最多を更新。投手としても過去最高のシーズンを送る中、打者としても1つ“自分超え”を果たした。
大谷の今季の打撃成績は前日までに519打数138安打89打点、34本塁打で打率.266。今季から採用された両リーグでのDH制、投手として降板後にDHとして残れる通称「大谷ルール」をフル活用する形で打席数を増やすと、それとともに安打数も増加。打率でも46本塁打を放った昨季の.257を上回り、安打を量産していた。出場試合数もこの試合でチーム146試合目にして141試合目。大きなけがもなく、シーズン通して活躍できていることを証明する数字だ。
前日は投手としても活躍した。今季25度目の先発マウンドに上がると、本人も「最初から飛ばした」と振り返るように初回から最速の101.1マイル(約162.7キロ)をマーク。ストレートは少なめにしながら得意のスライダー、スプリット、さらに新球ツーシームも冴えまくりマリナーズ打線を翻弄、7回3安打無失点8奪三振の内容で13勝目を手にしていた。
大谷はヤンキースのジャッジとア・リーグMVPを激しく争っている。注目ポイントは「規定打席&規定投球回」という投打でのダブル規定達成。既に規定打席はクリアしており、規定投球回も残り3試合の登板であと14回まで来ている。ここに34本まで積み重ねた本塁打数がさらに増えるようなことがあれば、ますます2年連続でのア・リーグMVPが近づいてくる。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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