日向藍子「この4人でやりたい」最高の仲間を維持するために死守したい5年連続ファイナル進出/麻雀・Mリーグ
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 渋谷ABEMAS・日向藍子(最高位戦)は、Mリーグの中でも特にチームに対する仲間意識が強い選手だ。「私たちは『この4人でやりたい』と声に出して言っています」というように、渋谷ABEMASの各選手からは、現メンバーで10年続けたいという言葉も出るほどだ。他チームでは古くから知る選手が、実力はありながらもリーグを去る事態も起きている。大好きな仲間とずっと戦うために。ムードメーカーの日向が、卓上でも卓外でも、その愛でチームを包み込む。

【動画】プロ麻雀リーグ「Mリーグ」昨期の戦いぶり

-日向さんにとっては4年目のシーズンになります。過去と比べて、今年の開幕前の心境はいかがでしょう

 落ち着いてるかもですね。もっと息切れ動悸が激しい時もあったし(笑)。今年はそうでもないですね。経験が多くなって、Mリーグが自分の体に馴染んできて強くなったのかなと思います。戦えるようになっているかはわかりませんが、雰囲気に慣れてきました。新しく入ってきた3人のこともめちゃくちゃ知ってるし、麻雀も見ているのでドキドキ感がまだないですね。

-そうなると一番自分らしいシーズンを迎えられるということでしょうか。Mリーグ用の打ち方をされるんですか。

 レギュラーシーズンは「日向藍子」のままですね。セミファイナルに入ったら変わります。レギュラーシーズンは変わることなく普段やっていることをやります。去年から今年の前半まで自分の対局に納得できる内容が全然なくて、「弱いなあ」と思うことが多かったんですが、ここ最近は自分の中でいろいろ見直して、打ち方も試しながらやってみて、ちょっとずつ変わってきたなと思います。

-チームはオフシーズンでもいろいろと動きがありました。あまりオフ期間という気分にはならないですか。

 Mリーグルールに触れることは練習会以外ではなかったんですけど、ABEMASの仕事があってもみんな銃を乱射する方(APEX)に夢中になっているので(笑)。みんな牌じゃなくピストルばかり握ってるので。

 初年度に多井さんから言われたんですけど、私は一つのことをやってるとずっとそればかりになって、息抜きができなくなるんです。Mリーグのテンションで子供と接する時間を過ごしていて、多井さんには「オフはオフで全力で楽しめ。それをお前の家族も望んでいるしファンも望んでいるから、メリハリをつけられるように」と言われ、それが33歳になってできているんだと思います。家族旅行も行きました。麻雀のことは忘れて、違うことでリフレッシュする。これで麻雀とのバランスを取れるようになってきました。プロデビューして12年ほどでようやくできるようになりました。ここまでは気持ち的にいい感じで来られていて、そうじゃなかったらもう過呼吸になってると思いますよ(笑)。

-昨期、チームの最終結果は3位でした。過去のシーズンと比べて何か違うところがありましたか。

 個人ではいっぱい負けましたね。▲200負けなかったのはツイていたのかなと思いますけど、本当に辛かったですね。全然アガれないし。チームのポイントを減らしている原因じゃないですか。それを受け入れるまでに最初は時間がかかったんですけど、いつもみんなで「チーム戦だよ」と言うのと、「みんなのポイントは私のポイント」と思って、レギュラーシーズンの後半はしっかり打てたかなというのがありました。今年また私が足を引っ張っちゃうかもしれないし、仲間の誰かが辛いかもしれないけど、ABEMASとして成績を残してファイナルに行きます。まずはファイナルに行かないと(チーム再編の)システムがあるので。

 これは主観なんですけど、私たちは「この4人でやりたい」って声に出して言っているんです。私もチームの一人として頑張りたいという気持ちを持てるのは、ABEMASの強みだと思います。麻雀は個人戦という歴史があるから、この新しい形をチームとして体現できてるのはABEMASかなという気持ちがあります。

-悲願の優勝ができた時はどんな様子になると思いますか。

 私はその瞬間たぶん泣いていて、モッティー(松本吉弘)も翔ちゃん(白鳥翔)は抱き合ってるんじゃないかな。私は勝っても負けてもすぐ泣いちゃうんですよ。誰かの1回のトップでもすぐホロリときちゃう(笑)。それがチーム戦の面白いところなんですけど。

 私の周りではすごく麻雀が流行ってきていて、麻雀をやらないお父さんもお母さんもめちゃくちゃ見てくれるようになったんですよ。だからサポーターのみんなもそうですけど、優勝できたら親族みんなでお祝いをしたいですね。娘も3歳でMリーグのロゴを見ると「麻雀だね」と、わかるようになりました。「頑張って!Mリーグ好き」と言ってくれるようになったんです。

-最後に具体的な個人的な目標があればお願いします。

 ポイントでプラスにできればすごく嬉しいんですけど。ここ最近のテーマとして粘り強くなりたいなというのがあります。(危険牌のスジが)何スジか残ってる中で「これを押してもいいかな」というのをもう少し押せるように。それで一つでも上の着順を目指したいんです。

 私は本当にデカトップがなくて、その代わりにラスが少ないというのは魅力ではあるんですけど、レギュラーシーズンが終わってポイントが半分になるとはいえプラスが大きいのに越したことはない。2年前は+700のポイントがあったのにチームが負けたのを私たちは味わったので。1000点でも100点でも多く持ち帰れる選手になりたいです。簡単に引かない局を増やしたい。目標は「100点でも多く持ち帰る」です。

※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会

◆Mリーグ 2018年に発足。2019-20シーズンから全8チームに。各チーム4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム94試合(全188試合)。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各20試合・全30試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(16試合)に進出し、優勝を争う。優勝賞金5000万円。

(ABEMA/麻雀チャンネルより)

【動画】プロ麻雀リーグ「Mリーグ」昨期の戦いぶり
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