<大相撲九月場所>◇千秋楽◇25日◇東京・両国国技館
前頭三枚目・玉鷲(片男波)が、前頭四枚目・高安(田子ノ浦)との直接対決を制し、平成31年の初場所以来、2度目の優勝を決めた。37歳10ヶ月の優勝は、年6場所制が定着した昭和33年以降で最年長となった。
秋場所の優勝争いは、十四日目を終えて、2敗でトップに立つ幕内最年長の玉鷲と、3敗で追う高安の2人に絞られていた。過去の対戦では玉鷲が15勝、高安が16勝とほぼ互角。立ち合い、バチンとぶつかった両者だったが、玉鷲は左右の突き押しを連発し、高安を押し出しで下した。優勝が決まった瞬間、国技館は大きく沸いた。