プロ麻雀リーグ「Mリーグ」の8チームの中で、レギュラーシーズンで最も安定した成績を残しているチームを挙げるとすれば、渋谷ABEMASの名を出す人も多いことだろう。リーダー多井隆晴(RMU)を中心に白鳥翔(連盟)、松本吉弘(協会)、日向藍子(最高位戦)の4人はチームワークも抜群で、笑いも涙も共有してきた。結果、2018年のリーグ創設時から参加しているチームとしては唯一、4年連続でファイナルシリーズまで進み、全て3位という結果を出した。ただリーグのチェアマンも務める藤田晋監督は「なんとなく強いというまま来てしまっている。リセットして考えたい。勝ち切るには挑戦者の気持ちが必要」と言い切った。“万年3位”からの脱却が、選手に課せられた使命だ。