「SUNTORY 将棋オールスター 東西対抗戦2022」の関西予選Aブロックが10月1日に行われ、糸谷哲郎八段(33)が大橋貴洸六段(30)に勝利し、予選突破第1号となった。
ファン投票で関西6位だった糸谷八段が、自らの手で決勝出場権を掴んだ。2回戦からの出場で、有森浩三八段(59)、中村亮介六段(37)に連勝。準決勝では若手注目株の服部慎一郎五段(23)を破った。
決勝戦では、実力者の大橋六段と激突。後手番の糸谷八段は、得意戦法の一手損角換わりを採用した。先に抜け出したのは大橋六段。そのままリードを拡大し一気に押し切るかと思われたが、寄せを目指した銀打ちから景色が一変。糸谷八段が形勢をひっくり返して見せた。勝機を手にした糸谷八段がそのまま勝ち切り、自身初の東西対抗戦決勝戦出場を決めた。
関西代表は、ファン投票で藤井聡太竜王(王位、叡王、王将、棋聖、20)、豊島将之九段(32)、山崎隆之八段(41)が決定しており、予選突破を決めた糸谷八段が関西代表4人目となった。Bブロックは10月8日、Cブロックは10月29日に予定されている。
◆SUNTORY 将棋オールスター 東西対抗戦2022 ファン投票による選出(東西各3人)、予選(東西各3人)、決勝戦(東西各6人)によって構成される。12月下旬に開催予定の決勝では、個人戦と団体戦のポイント数で優勝チームを決定。対局は全て持ち時間なし、初手から1手30秒未満で行われる。先手・後手は振り駒で決める。
(ABEMA/将棋チャンネルより)