【MLB】エンゼルス3-2レンジャーズ(10月1日・日本時間2日/アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手が「2番・DH」で先発出場したこの試合。今季限りで引退を表明しているカート・スズキが死球で出塁後、後続のヒットで本塁を目指したがクロスプレーになり憤死。その際に相手捕手から後頭部にタッチを受け、思わず倒れ込み悶絶した。死球の際にはホームのファンから大ブーイングが、そして、本塁憤死の際にはスズキの全力プレーを受けスタジアムに拍手が沸き起こった。
【映像】踏んだり蹴ったりも「全力プレー」のカート・スズキに拍手喝采
場面は7回裏、1-2でエンゼルスが1点を追う展開。この回先頭の6番・フレッチャーがセンター前ヒットで出塁すると、続く打席にはスズキ。カウント3-1からの5球目、95マイル(152キロ)の速球がスズキの腰に直撃する死球となり、思わずスズキは膝を付いて倒れ込んだ。本拠地ファンの前で立つ最後の打席になるかもしれないスズキに訪れた予想外の結末にファンからは大ブーイングが。一方、自軍のベンチでは、アデルらが“くすっ”と笑う様子も。
その後、8番・ソトが右中間を深々と破るタイムリーツーベースを放つと、スズキは本塁を目指し激走。しかし相手捕手・ハイムのタッチを受け、惜しくも得点ならず。この際、ハイムのミットがスズキの後頭部に向けてタッチされていたため、スズキは思わず頭を抑え、あおむけに倒れてしまった。
腰への死球に続き、クロスプレーでタッチアウト、そして今度は頭部に激痛と、アンラッキーが続いたスズキに実況の近藤祐司氏も「カート・スズキ、大丈夫か!? 踏んだり蹴ったりの状況になっています!」と心配そうにこの様子を伝えた。
その後、何とか起き上がり、ベンチに戻るスズキへスタジアムの観客からは拍手喝采。近藤氏もまた「これまでのキャリアを象徴するような…」と、長くファンから愛された苦労人・スズキへ賛辞を送っていた。
“キヨシ”の愛称で知られ、ABEMAの視聴者からも愛されるスズキ。このプレーには「盛大に送り出されるキヨシ」「やっぱキヨシすきだわガッツある」「やっぱキヨシは最高」「キヨシは一生懸命だった」と多数の反響が。名バイプレイヤーとして16年のキャリアを誇り、イチローともマリナーズ時代に共に戦ったスズキの全力プレーに観る者は感動。しばらく拍手は鳴りやまなかった。(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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