「SUNTORY 将棋オールスター 東西対抗戦2022」の東京予選Aブロックが10月2日に行われ、横山泰明七段(41)が中川大輔八段(54)に108手で勝利し、2年連続の予選突破で東西対抗戦出場を決めた。
横山七段が冷静沈着な指し回しで、2期連続の“自力”予選突破を決めた。今期は2回戦からの出場で、小倉久史八段(54)、宮田敦史七段(41)、佐藤紳哉七段(45)に勝利。準決勝では真田圭一八段(49)を破った。
Aブロック決勝戦では、ベテラン中川八段と対戦。中川八段の先手番で、矢倉の出だしとなった。後手の横山七段が積極的に仕掛けてペースを握ると、じわじわとリードを拡大。先手の徹底抗戦に屈することなく、冷静に勝利を引き寄せた。最後は銀打ちから先手玉を引っ張り出し、鮮やかに寄せ切ってみせた。
ファン投票の結果、東日本地区代表は永瀬拓矢王座(30)、羽生善治九段(52)、渡辺明名人(棋王、38)が選出されており、東京予選突破を決めた横山七段が代表4人目となった。Bブロックは10月9日、Cブロックは10月16日に予定されている。
◆SUNTORY 将棋オールスター 東西対抗戦2022 ファン投票による選出(東西各3人)、予選(東西各3人)、決勝戦(東西各6人)によって構成される。12月下旬に開催予定の決勝では、個人戦と団体戦のポイント数で優勝チームを決定。対局は全て持ち時間なし、初手から1手30秒未満で行われる。先手・後手は振り駒で決める。
(ABEMA/将棋チャンネルより)