【MLB】アスレチックス2-1エンゼルス(10月4日・日本時間5日/オークランド)
エンゼルスの大谷翔平投手が「3番・DH」で先発出場。右上腕に死球を受けるも、その後の打席で惜しい当たりを連発。特に延長10回に見せたセンターフライは、打たれた投手や観客が一様にホームランかと呆然と見上げる打球だった。
1-1の同点で延長にもつれこんだ試合は10回、エンゼルスの攻撃は2死一、三塁の場面で大谷が5打席目を迎えた。大谷はカウント1-1からの3球目、外角寄りのスライダーを捉えると、打球は第3打席のセンターフライ同様またしてもセンター後方を襲う。今度こそフェンスオーバーかという大飛球だったが、アスレチックスのセンター・ブラウンが背走すると、ジャンプしながら伸ばしたグラブに打球が収まる。ブラウンもガッツポーズを見せたビッグプレーで、またしても惜しいアウトとなった。
ABEMAの実況も「センターへの打球、どうだ!? センターバック! センターバック!」と絶叫した当たりは、打った瞬間にスタジアムの観客だけでなく打たれた相手投手も目と口を見開いて行方を追うほど。これ以上ない場面だっただけに、視聴者からも「いったと思った!」「惜しかった!!」「入ってたら神谷」「いいバッティングだったのになあ」と悔しがる声が多く寄せられた。
結局この試合ノーヒットで、連続試合安打も18でストップした大谷だが、明日のシーズン最終戦では今季最後の先発登板が予定されている。この日右腕に受けた死球の影響をはねのけ、史上初となる投打ダブルでの規定到達なるか。そして打球が上がってきたバッティングでも有終の美を飾ることができるのか。期待は高まるばかりだ。(ABEMA『SPORTSチャンネル』)