【MLB】ガーディアンズ1-0レイズ(10月8日・日本時間9日/クリーブランド)
14回までスコアボードに「0」が並ぶ歴史的な投手戦には、劇的な幕切れが待っていた。両チーム無得点のまま迎えた延長15回裏、ガーディアンズの5番ゴンザレスが、左中間スタンドに特大のサヨナラ本塁打を放った。打った瞬間、本人も「確信歩き」する一発に、スタンドのファンも総立ち。球団名が変更になった1年目からポストシーズン進出、さらにワイルドカードシリーズ勝ち抜けと、ガーディアンズの快進撃は止まらない。
息詰まる投手戦も、決着を迎える時はほんの一瞬だ。両軍8人ずつ、計16人の投手がマウンドに上がり、各投手がベストパフォーマンスを発揮。レギュラーシーズンでは延長に入れば、無死二塁から始まるが、ポストシーズンでは無死走者なしから始まることもあり、各投手の力投が延長14回まで、両チーム無得点というポストシーズンでは初となる究極の投手戦を作り上げることになった。
いつまで続くかわからないといった雰囲気すら漂った中、一振りで試合を終わらせたのがゴンザレスだった。1ボールからの2球目、甘く入ったカットボールを完璧に捉えると、打った瞬間から一塁に向かって走り出すこともせず、サヨナラ弾と確信。喜びを爆発させながらダイヤモンドを1周すると、ホーム付近で待ち構えていた仲間にもみくちゃにされた。
ガーディアンズは昨季まで「インディアンス」という名称だったが、今季から変更すると、2018年以来となるア・リーグ中地区で優勝。勢いそのままにレイズに2連勝し、ディビジョンシリーズへの進出を果たした。次の相手は、ア・リーグMVP最有力候補で、リーグの本塁打で新記録の62本を放ったジャッジが在籍するヤンキースだ。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)







