【MLB】ガーディアンズ6-5ヤンキース(10月15日・日本時間16日/クリーブランド)
ようやくホームラン王のお目覚めだ。ヤンキースのジャッジが3回2死三塁から、今季のポストシーズンでは1号となる2ランを放った。打球初速114マイル(約183キロ)、飛距離449フィート(約137メートル)を計測する超特大弾。チームは痛恨のサヨナラ負けを喫したものの、レギュラーシーズンでア・リーグ新記録となる62本塁打を放った主砲の目覚めは、チームにとって何よりの朗報だ。
【映像】ジャッジ、ポストシーズン初HRは特大137メートル弾
苦しんだ分、会心の当たりは弾け飛んでいった。レギュラーシーズンで打撃三冠を独占するかのように打ちまくったジャッジだが、ポストシーズンではこの試合の1打席目までに9打席で9打数無安打8三振と、とんでもないブレーキ。地元ニューヨークのヤンキースタジアムで行われた第2戦の最中には、ファンからブーイングまで飛び出していた。
第1打席の三振で、この試合でも三振が続くかと思われたところだったが、ほんの少しのきっかけで調子を取り戻すのがトッププレイヤーというもの。カウント2-1からガーディアンズのマッケンジーが投げ込んだ94.3マイル(約151.8キロ)のストレートを完璧に捉えると、打球はセンターフェンスのはるか上を通過。打たれたマッケンジーも、打球の方向に見向きもしないほどの当たりだった。
レギュラーシーズン前半には記録的なペースで勝ちまくったヤンキースも、シーズン中盤から後半にかけては苦戦。ポストシーズンも本来の調子とはならず崖っぷちに追い詰められている。第4戦以降、復活の兆しを見せたジャッジがどこまでチームを勝利に導けるか。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)






