「あのストレートは無理だ」ファン絶賛、ダルビッシュの“キレキレ”ストレート 大谷翔平の元同僚も打席内で金縛り
【映像】ABEMAでみる

【MLB】パドレス0-2フィリーズ(10月18日・日本時間19日/サンディエゴ)

 パドレスのダルビッシュ有投手がポストシーズン3試合目の先発マウンドに上がり7回3安打2失点7奪三振と好投したが、味方打線の援護に恵まれず敗戦投手となった。許した点はハーパー、シュワバーのソロ本塁打2本だけで、その他はほぼ完璧な内容でフィリーズ打線を封じていた。中でも以前はエンゼルスに所属し、大谷翔平投手とも仲良しだったことで知られるマーシュを見逃し三振に仕留めたストレートは絶品。ファンから「あのストレートは無理だ」というコメントまで飛び出す、極上の一球になった。

【映像】ダルビッシュ、迫力満点の約156キロストレートで見逃し三振

 力を入れたストレートは150キロ台半ばまで球速が出るダルビッシュだが、投球の組み立てとしては、むしろ変化球投手。球種の割合もカットボールが3割ほどを占め、まさにまっすぐ進む「ストレート」の割合は決して多くない。ボールを常に動かすことで相手打者を幻惑し、芯を外すことにも長けているが、ここぞという場面でグッと力を増したストレートも、それだけでメジャー屈指のレベルだ。

 シーズン途中にエンゼルスからフィリーズに移籍したマーシュは、ポストシーズンでも貴重な本塁打を放つなど存在感を示し、この試合でも9番センターでスタメン出場していた。エンゼルス時代よりもやや重心を低くした構えになり、しっかりとミートできる打ち方になっている。ただ、そんなマーシュを簡単に追い込んだダルビッシュはカウント1-2から、しっかりとボールの縫い目に垂直に2本の指をかけて、力強くズドン。狙いよりはやや内寄りに入ってきたが96.6マイル(155.5キロ)と球速十分かつ角度もついた球が、マーシュの膝下近くへずばりと決まった。

 変化球が来るイメージが頭に残っていたのか、マーシュも球速、キレともに申し分ない一球に反応することができず打席内で棒立ち。ファンからは「あのストレートは無理だ」「キレッキレや」というコメントが寄せられていた。

 試合では敗戦投手になったダルビッシュだが、7試合制のリーグチャンピオンシップであるため第4戦ないし第5戦でリベンジ登板のチャンスもある。次回登板でも、マーシュを三振に仕留めたようなキレキレのストレートは見られるか。
ABEMA『SPORTSチャンネル』)

【映像】切れ味抜群の変化球で三振を奪ったダルビッシュ
【映像】切れ味抜群の変化球で三振を奪ったダルビッシュ
【中継】ダルビッシュ有が先発登板
【中継】ダルビッシュ有が先発登板
SPOTV NOW
SPOTV NOW
SPOTV NOW

MLB最新ニュース | 試合日程・結果 | 順位表

■大谷翔平 人気記事

ドジャース大谷翔平 年俸推移・予想

SPOTV NOW
SPOTV NOW
SPOTV NOW