将棋の順位戦A級5回戦が11月11日に行われ、佐藤天彦九段(34)と斎藤慎太郎八段(29)が午前10時から対局を開始した。順位戦はいよいよ折り返し地点。勝ち星を挙げて後半戦へ向かうのはどちらか。
【中継】第81期 順位戦 A級 5回戦 佐藤天彦九段 対 斎藤慎太郎八段
佐藤九段は2006年10月に四段昇段。竜王戦は1組(1組:8期)。タイトルは名人3期で、2016年度から3連覇を達成した。棋戦優勝はタイトル戦昇格前の第2期叡王戦など4回を数える。居飛車はもちろん、近年では振り飛車も指しこなすなど新たな将棋観を見せている。今期の順位戦は1勝3敗。現在進行中の棋王戦挑戦者決定トーナメントでは決勝進出を決めている。
斎藤八段は、2012年4月に四段昇段。竜王戦は2組(1組:2期)。タイトルは王座1期。順位戦A級では前々期、前期と2年連続で挑戦権を獲得したが、いずれも渡辺明名人(棋王、38)に敗れ、初の名人位獲得を逃している。今期の成績は2勝2敗。3期連続名人挑戦へに向けて、何としてでも勝ち越して後半戦へ向かいたい。
過去の対戦は6局あり、斎藤八段が5勝を挙げている。しかし、今年7月に行われた直近の対戦では、持ち時間の短い銀河戦で佐藤九段が初勝利。本局では名人3期の佐藤九段と、2期連続挑戦と順位戦で高い適性を発揮する斎藤八段がどのような戦いが繰り広げるか、注目したい。
持ち時間は各6時間で、先手番は佐藤九段。ABEMAではこの対局を終了まで生放送する。
(ABEMA/将棋チャンネルより)