将棋の藤井聡太竜王(王位、叡王、王将、棋聖、20)は11月14日、広瀬章人八段(35)と順位戦A級の対局を午前10時に開始した。ともに3勝1敗で迎えた5回戦。現在、竜王戦七番勝負で激闘を繰り広げる両者が、A級を舞台にどのような戦いを見せてくれるか。
【中継】第81期 順位戦 A級 5回戦 藤井聡太竜王 対 広瀬章人八段
藤井竜王は、2016年10月に四段昇段。第34期竜王(1組以上:1期)。今期は3つのタイトル、叡王、棋聖、王位を防衛し、通算タイトル獲得数を大台の10期に乗せた。順位戦は初のA級に参戦。1回戦で佐藤康光九段(52)に勝利するも、2回戦で菅井竜也八段(30)に黒星を喫した。以降、糸谷哲郎八段(34)、斎藤慎太郎八段(29)を破り、これまでに3勝1敗。最年少名人獲得に向けて、順調にその歩みを進めている。
広瀬八段は、2005年4月に四段昇段。タイトルは第31期(2018年度)竜王と王位1期の通算2期。竜王戦は2組(1組以上:3期)。獲得タイトルは竜王1期、王位1期。棋戦優勝は1回で、新人王戦を制している。元々は振り飛車を多用していたが、その後転向し居飛車党のトッププレーヤーとして各棋戦でも上位の常連に名を連ねる。今期の順位戦は、糸谷八段、佐藤康九段、稲葉陽八段(34)に勝利し、佐藤天彦九段(34)に敗れ3勝1敗としている。
現在、両者は竜王戦七番勝負の真っ最中。広瀬八段が先勝を飾るも、第2局以降、藤井竜王が巻き返して3連勝を飾っており、初防衛まであと1勝と迫っている。そんな両者が順位戦A級を舞台に激突。A級は無敗者が消滅し、すでに5回戦を終えた豊島将之九段(32)が4勝1敗と暫定首位を走っている。1敗をキープし、首位に並ぶのはどちらか。持ち時間は6時間で、先手番は藤井竜王。ABEMAではこの対局を終了まで生放送する。
(ABEMA/将棋チャンネルより)