<大相撲一月場所>◇初日◇8日◇東京・両国国技館
 2023年の大相撲は横綱不在で幕を開けた。初場所は125年ぶりの1横綱1大関となるはずだったが、照ノ富士(伊勢ケ浜)の休場により、大関・貴景勝(常盤山)が出場力士で番付最高位という異例の事態となった。
 結びの一番で貴景勝は、小結・若元春(荒汐)相手に危なげない相撲を見せ、押し出しで下した。取組を受け、ABEMAで解説を務めていた元横綱・若乃花の花田虎上氏は「大関は立ち合い、両手を付いて腰を落として、良いですね。その後も大関はしっかり当たっていましたけど、若元春は表面だけ当たっていた感じでした」と貴景勝の状態の良さを説いていた。