将棋の順位戦A級が1月11日に行われ、佐藤康光九段(53)と佐藤天彦九段(34)が午前10時から対局を開始した。これまで白星のない佐藤康九段と1勝5敗の佐藤天九段。終盤戦に突入した7回戦で勝ち星を掴むのはどちらか。
佐藤康九段は、1987年3月に四段昇段。竜王戦2組(1組以上:28期)、A級(A級以上:26期)。獲得タイトルは、第56期・57期(1998~99年)の名人2期、永世称号を持つ棋聖6期など通算13期。棋戦優勝は12回を数える。日本将棋連盟会長という重責を担いながら、プレーヤーとしても最前線に立つトップ棋士だ。今期の順位戦A級は未勝利で、まずは初白星を狙いたい。今年度成績は9勝15敗で、勝率は0.3750。
佐藤天九段は2006年10月に四段昇段。竜王戦1組(1組:9期)、順位戦A級(A級以上:8期)。タイトルは名人3期で、棋戦優勝はタイトル戦昇格前の第2期叡王戦など4回。今期の棋王戦コナミグループ杯では挑戦者決定二番勝負に進出。藤井聡太竜王(王位、叡王、王将、棋聖、20)に敗れたものの、好調ぶりを印象付けた。今期の順位戦A級はこれまでに1勝5敗。終盤戦でどこまで星を集めることができるか、注目が集まっている。今年度成績は13勝13敗で、勝率は0.5000。
両者の対戦は12局あり、佐藤康九段の4勝、佐藤天九段の8勝。直近の対戦は2022年3月に行われた順位戦A級最終戦で、佐藤天九段が勝利している。約10カ月ぶりの対戦を制するのはどちらか。
本局の持ち時間は6時間で、先手番は佐藤康九段。ABEMAではこの対局を終了まで生放送する。
(ABEMA/将棋チャンネルより)