“最速最強”の異名を取るトッププロも、さすがに困惑したか。プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2022-23」1月10日の第2試合では、渋谷ABEMASの多井隆晴（RMU）がツモった際に頬を膨らませ、放送席やファンを笑わせる場面があった。
南1局でのことだった。この時点でトップ目は親番のTEAM雷電・萩原聖人（連盟）で、南家の多井は3400点差で2着目。その多井は白と8筒が対子の配牌で、1巡目で5索も対子となった。続いて、4巡目にも5索を引いて暗刻に。一方で、捨てられた2枚目の白はポンを宣言せず、解説者の土田浩翔を「この辺ですよね。多井が安定しているのは。役牌って鳴けばいいってものじゃないことを教えてくれている」と感心させつつ、「八万と8筒をポンする気なんでしょうね。ポンテンさせたいんでしょうね」と予想させた。
そんな中、10巡目で西家のKADOKAWAサクラナイツ・渋川難波（協会）がリーチをかけると、北家のKONAMI麻雀格闘倶楽部・滝沢和典（連盟）も追随。戦況が厳しくなった刹那、ここで多井は4枚目となる赤牌の5索を引いた。
「顔が膨れてる。どうしちゃったの、多井さん」。ひとまず保持はしたものの、「そんなにいらないってば」といった感情が漏れてしまったのか、多井の顔が膨れたのを見逃さなかった土田や実況の松嶋桃（協会）は「あら、多井さん」「すねちゃったのかな」などと大ウケ。「次のアングルで顔は戻っているでしょうか」とも続けると、ファンからも「膨れてるw」「ぷくーw」「ぷくはる」「たかちゃんすねたか」「フグ晴」「かわいい」などと投稿が大渋滞した。
注目の多井の顔は次巡で直っていたものの、萩原が強気の攻めを見せたことで、今度は怪訝な表情に。これにも放送席が反応した当局は、結果的に滝沢が渋川から満貫・8000点（供託1000点）を成就させた。
※連盟＝日本プロ麻雀連盟、最高位戦＝最高位戦日本プロ麻雀協会、協会＝日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に発足。2019-20シーズンから全8チームに。各チーム4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム94試合（全188試合）。上位6チームがセミファイナルシリーズ（各20試合・全30試合）、さらに上位4位がファイナルシリーズ（16試合）に進出し、優勝を争う。
（ABEMA／麻雀チャンネルより）
