将棋の順位戦B級1組11回戦が1月12日に行われ、羽生善治九段(52)と千田翔太七段(28)が午前10時から対局を開始した。ともに4勝5敗で迎えた本局を制するのはどちらか。
羽生九段は、1985年12月に四段昇段。竜王戦1組(1組以上:34期)、順位戦B級1組(A級以上:29期)。タイトルは歴代最多の通算99期を数え、7タイトル時代に全てを保持する七冠独占、永世称号の規定がある7タイトルの全てで資格を得る永世七冠を達成している。棋戦優勝は歴代最多の45回。現在、王将戦七番勝負で藤井聡太王将(竜王、王位、叡王、棋聖、20)に挑戦中と多忙な日々を送っている。今期の順位戦は、30期ぶりにB級1組に参戦。これまでに4勝5敗の成績で本局を迎えた。年度成績は25勝14敗で、勝率は0.6410。
千田七段は、2013年4月に四段昇段。竜王戦3組、順位戦B級1組。棋戦優勝は、朝日杯将棋オープン戦で1回。2016年度の棋王戦でタイトル初挑戦。獲得経験こそないものの、通算勝率0.6748と安定した好成績を挙げている。今期の順位戦は4勝5敗。本局を含む残り3局を白星で集め、上位進出を狙う。年度成績は10勝14敗で、勝率は0.4166。
両者の対戦は6局あり、羽生九段の4勝、千田七段の2勝。直近の対戦は昨年末の王座戦二次予選2回戦で、羽生九段が勝利している。
本局の持ち時間は6時間で、先手番は千田七段。ABEMAではこの対局を終了まで生放送する。
(ABEMA/将棋チャンネルより)