羽生善治九段が1回戦突破 佐藤天彦九段に153手で勝利/将棋・竜王戦1組ランキング戦
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 将棋の竜王戦1組ランキング戦1回戦が1月16日に行われ、羽生善治九段(52)が佐藤天彦九段(35)に153手で勝利した。羽生九段は1組2回戦に進出し、次戦で久保利明九段(47)と対戦する。

【動画】羽生九段が2回戦進出を決めた一局

 王将挑戦中の羽生九段が、横歩取りの一局で1回戦突破を決めた。過去に25局の対戦がある両者。昨年11月の棋王戦挑戦者決定トーナメント決勝を含む直近2局でも横歩取りが志向されており、3局連続での戦型選択となった。

 佐藤九段は△3三桂型戦法を選び、角交換から激しい攻め合いに突入。さらに歩を強く成り込み、強気な攻めを展開した。羽生九段は角、銀で後手玉にプレッシャーをかけてリードを拡大。対する佐藤九段は玉周りを固くして対抗し、上部を開拓して入玉も視野に入れる粘りを見せた。しかし、最後まで決定的な追い上げには至らず。羽生九段の徹底した安全策が功を奏し、勝利を飾った。

 終局後、勝利した羽生九段は、「(昨年11月の)棋王戦(での対戦)と出だしが同じでしたが、その後からは手将棋となり、お互いに構想が難しいと思いながら指していました。初戦を突破することができてホッとしています」とコメント。

 佐藤九段は「3三桂戦法で力戦形になりましたが、角交換になったあたりはこちらの形がばらばらなのでどうすればまとめられるか、というところでした。(8筋に)角を打たれた局面が思った以上に厳しくて、考えたが良い手が無いような気がしました。それ以降は長いですが、ずっと足りないような作りなのかなと思っていました」と振り返った。

 この結果、羽生九段は2回戦に進出し、次戦では久保九段と対戦する。なお、今週末には藤井聡太王将(竜王、王位、叡王、棋聖、20)との王将戦七番勝負第2局が予定されており、弾みをつけて開催地の大阪府高槻市入りとなりそうだ。敗れた佐藤九段は、1組出場者決定戦へ回って決勝トーナメント入りを目指す。
ABEMA/将棋チャンネルより)

【映像】第36期 竜王戦 1組 ランキング戦 羽生善治九段 対 佐藤天彦九段
【映像】第36期 竜王戦 1組 ランキング戦 羽生善治九段 対 佐藤天彦九段
将棋・1月16日週の主な対局 藤井聡太竜王は順位戦A級7回戦と王将戦七番勝負第2局の2局に登場