近藤誠也七段がベスト8進出 同門・大橋貴洸六段に101手で勝利 藤井聡太叡王への挑戦権にあと3勝/将棋・叡王戦
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 将棋の叡王戦本戦トーナメントの1回戦が1月26日に行われ、近藤誠也七段(26)が大橋貴洸六段(30)との千日手指し直し局を101手で勝利し、2期連続のベスト8進出を決めた。次戦は4強入りをかけて山崎隆之八段(41)と対戦する。

【中継】近藤七段がベスト8に進出

 関東の名門・所司和晴七段(61)門下の両者は、それぞれ七段予選、六段予選を勝ち上がり本戦初戦で激突。振り駒で大橋六段の先手となったが、先手雁木対後手矢倉の出だしから67手で千日手が成立した。指し直し局は先後を入れ替え、近藤七段の先手番に。先手から角交換し、後手は3三金型の角換わりを志向した。

 後手は早繰り銀、先手は腰掛け銀に組むと、激しい攻め合いへと展開した。中盤で近藤七段が抜け出すと、じわじわとリードを拡大。大橋六段も必死に反撃を狙ったが、逆転には至らず。近藤七段が正確に指しきり、2期連続の8強入りを決めた。

 現タイトル保持者は藤井聡太叡王(竜王、王位、王将、棋聖、20)。この結果でベスト8が出そろい、挑戦権争いは第4期叡王の永瀬拓矢王座(30)、タイトル戦昇格前の第2期優勝者・佐藤天彦九段(35)、三浦弘行九段(48)、山崎隆之八段(41)、菅井竜也八段(30)、近藤七段、本田奎五段(25)、服部慎一郎五段(23)に絞られた。近藤七段は、自身初の挑戦権獲得までにあと3勝が必要になる。
ABEMA/将棋チャンネルより)

【中継】第8期 叡王戦 本戦トーナメント 近藤誠也七段 対 大橋貴洸六段
【中継】第8期 叡王戦 本戦トーナメント 近藤誠也七段 対 大橋貴洸六段
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