将棋の朝日杯将棋オープン戦本戦トーナメント1回戦が1月27日に行われ、佐藤天彦九段(35)が広瀬章人八段(36)に96手で勝利した。佐藤九段は午後2時から、渡辺明名人(棋王、38)対西田拓也五段(31)戦の勝者とベスト4入りをかけて対戦する。
佐藤九段が得意の横歩取りで快勝を飾った。後手番の佐藤九段は△3三角型から積極性な攻勢を見せペースを掌握。軽快に桂馬を跳ね、先手の歩の裏に飛車を回ると一気にリードを広げた。劣勢に立たされた広瀬八段も簡単には譲れず必死の防戦を張ったが、佐藤九段は受けに回って冷静に対応。先手の粘りを封じ込め、佐藤九段がベスト8進出を決めた。
◆朝日杯将棋オープン戦 持ち時間40分の早指し棋戦。一次予選、二次予選を勝ち抜いた棋士が、シード棋士を含めた計16人で本戦トーナメントを戦う。参加は全棋士、アマチュア10人、女流棋士3人で優勝賞金は750万円。
(ABEMA/将棋チャンネルより)