将棋の朝日杯将棋オープン戦本戦トーナメント1回戦が1月27日に行われ、渡辺明名人(棋王、38)が西田拓也五段(31)に133手で勝利した。渡辺名人は午後2時から、佐藤天彦九段(35)とベスト4入りをかけて対戦する。
第6回大会優勝者の渡辺名人が、10年ぶり優勝に向けて前進した。初手合いの両者は、渡辺名人の先手番で居飛車穴熊対後手三間飛車に対抗形に。振り飛車ペースで進行し、渡辺名人の穴熊に猛攻を仕掛けていった。しかし、1分将棋に突入後も渡辺名人はあくまで冷静。後手の猛攻をしのぎ、逆転して優位に立った。最終盤まで西田五段の果敢な攻めは続いたが、最後は銀打ちから決めきり渡辺名人がベスト8進出を決めた。
◆朝日杯将棋オープン戦 持ち時間40分の早指し棋戦。一次予選、二次予選を勝ち抜いた棋士が、シード棋士を含めた計16人で本戦トーナメントを戦う。参加は全棋士、アマチュア10人、女流棋士3人で優勝賞金は750万円。
(ABEMA/将棋チャンネルより)