将棋の藤井聡太王位(竜王、叡王、王将、棋聖、20)への挑戦者を決める伊藤園お~いお茶杯王位戦挑戦者決定リーグが1月31日に開幕。白組1回戦で渡辺明名人(棋王、38)と池永天志五段(29)が午前10時から対局を開始した。リーグ初戦で幸先の良い白星スタートを切るのはどちらか。
渡辺名人は、2000年4月に四段昇段。竜王戦1組(1組以上:17期)で第80期名人(A級以上:12期)。タイトルは歴代4位、現役2位の通算31期、棋戦優勝は11回。竜王、棋王2つの永世称号資格を保持している。王位リーグへの参戦は12期目と今期メンバーの中では羽生善治九段(52)の13期に次ぐ2番目の多さを誇るが、これまでに王位挑戦経験はない。6期ぶりのリーグ出場となる今期こそ挑戦権獲得、初奪取に期待が寄せられている。
池永五段は、2018年4月に四段昇段。竜王戦4組、順位戦C級2組。2020年新人王戦ほか棋戦優勝は2回。前期の王位リーグ白組を4勝1敗で優勝。他棋戦を含めて初の挑戦者決定戦に駒を進めたが、挑戦者決定戦で豊島将之九段(32)に敗れた。3期連続3回目の王位リーグでは、昨年の“忘れ物”を取り返しに行きたい。
両者は本局が初手合い。五冠王・藤井王位への挑戦権獲得に向けて、好発進を遂げるのはどちらか。王位戦の挑戦者決定リーグは紅白、2つの組に6人ずつが分かれて参加。各組の優勝者が挑戦者決定戦を行う。
持ち時間は各4時間で、先手は渡辺名人。ABEMAではこの対局を終了まで生放送する。
(ABEMA/将棋チャンネルより)